マーリンズ、主力放出まだ終わらず? 正捕手も引き続き「トレードを望む」

マーリンズのリアルミュート【写真:Getty Images】
マーリンズのリアルミュート【写真:Getty Images】

ジーター新オーナーのもとで進める“チーム再建”、すでに主力大量放出も…

 新オーナーに就任した元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーター氏のもとでチーム再建を進めるマーリンズは、主力の大量放出で波紋を広げている。すでに人気選手4人をトレードに出し、ファンからは批判が噴出しているが、レギュラー捕手のJ・T・リアルミュートも引き続き移籍を志願していると地元紙が報じた。キャンプインを前に昨季のレギュラーが半分以上いなくなる可能性も出てきた。

 マーリンズは今オフ、ヤンキースにジャンカルロ・スタントン外野手、マリナーズにディー・ゴードン内野手、カージナルスにマルセル・オズナ外野手をそれぞれトレードで放出。代わりに獲得した有望株とチームに残る若手の主力を中心に再建を進める方針だったが、フロントの動きに不満を持つ選手も次々とトレードを志願する事態となった。

 リアルミュートが移籍を志願していることは昨年末に米メディアが早々と報じ、クリスチャン・イエリッチ外野手も不満を持っていると代理人が公表。さらに、スタントンの代わりにヤンキースから獲得したばかりのスターリン・カストロ内野手までも、放出を望んでいると伝えられた。

 そして、イエリッチはブルワーズへの移籍が決定し、最強外野トリオは“解体”。球団が契約延長の権利を行使しなかったことで、FAとなったイチローも含めて外野手4人が放出となった。この状況に、リアルミュートはスプリングトレーニング開始が2週間後に迫った現在も引き続きトレードを志願しているという。

ジーター氏は「組織に居たくない者を迎えたくはない」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY