「目安の1500球から逆算」ホークス東浜が連日の熱投120球超え
東浜「体が張った状態で投げたかった」
ソフトバンクの東浜巨が連日の熱投を見せた。3日の121球に続き、4日のブルペンでも122球。キャンプ初日のブルペンと合わせると第1クールで285球を投げ込んだことになる。
とことん投げて、しっかりフォームを固める。それが東浜流の調整だ。このキャンプではトータル1500球を目標にしており「そこに向けて逆算して」ブルペンに入る回数や球数を決めていく。前日は121球投げたが「体が張った状態で投げたかった」と、この日はさらに1球多い122球。「昨日よりよかった。いい状態かなと思います」と淡々と語る東浜は「これからもっと上げていく」と、第2クール以降もどんどん投げ込んでいく予定だ。
今シーズンの目標は200イニング到達。「去年16勝とはいえ、イニング途中で代えられて中継ぎの方々に勝たせてもらった試合も多い。今年はイニングの途中で(マウンドを)降りたくない」と、常に3つのアウトを取ってベンチに戻ることにこだわり、その積み重ねで200イニングをクリアしたい考えだ。
そのためにもキャンプで徹底的に投げ込むことでスタミナやパワー、そして自分なりの型を固めていく。そんな東浜を後押しするのは、自らの中に芽生えつつあるエースの自覚に違いない。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)