MLB選手会、「ボイコット報道」否定の声明 「勧告したこともない」

FA市場の目玉、ダルビッシュもいまだ去就決まらず【写真:Getty Images】
FA市場の目玉、ダルビッシュもいまだ去就決まらず【写真:Getty Images】

スプリングトレーニングのボイコットの可能性が浮上していたMLB

 大リーグの選手会はスプリングトレーニングのボイコットを視野に入れているとの報道を否定する声明を発表した。現地の複数のメディアも一斉にこれを報じた。

 今オフのフリーエージェント(FA)市場は歴史的な停滞を見せ、いまだ多くの選手の去就が決まっていない。ダルビッシュ有投手やジェイク・アリエッタ投手ら目玉とされた選手たちも含まれており、選手と契約する代理人サイドからも一部で批判の声が上がっていた。

 これを受け、選手サイドが期間限定でスプリングトレーニングをボイコットする可能性も報じられたが、MLB選手会は声明を出してこれを否定。「最近の報道では、MLB選手会がスプリングトレーニングをボイコットすると脅したということを示唆した。それらは誤りである。そういった脅しをしたことはないし、そういった一連の行動をMLB選手会が勧告したこともない」とした。

 今季はエンゼルス入りする二刀流右腕・大谷翔平をはじめ複数の日本人選手もメジャーに移籍しており、日本からの注目も高まっている。動きが鈍いFA市場が今後どのような影響を与えるのか、その動向から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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