メッツスカウト、ハム清宮の「体」に驚き「立派だね」「あれで18歳なのか!」
シーズン中の視察も明言、北海道に「行くことになるだろう」
日本ハムは6日(日本時間7日)、アリゾナ州スコッツデールで春季キャンプ第2クール2日目の練習を行った。右手親指を痛めているドラフト1位・清宮幸太郎内野手はこの日も打撃練習を行わなかったが、現場を訪れたメッツのスカウトはその体の大きさに「あれで18歳なのか!」と驚き。シーズンに入ったら、北海道にも視察に行くことを明かした。
一昨年は体調が万全だった大谷翔平(現エンゼルス)を一目見ようと、メジャースカウトが大挙して訪れていた日本ハムのアリゾナキャンプ。この日は国際担当のスカウトが現れ、練習を興味深そうに見守った。
「今日初めてファイターズのキャンプに来た。今年からインターナショナルの担当になって日本や韓国、そしてキューバあたりが自分の地域となる。これからじっくりと見てみたい」
こう話すと、「明日からもずっと来るつもり、日本にも8月ぐらいに行くことにしている。楽しみだ」と話し、打撃練習などに目を光らせた。そして、打撃は行っていなかったものの、ケージのそばにいた黄金ルーキーにも言及。清宮について「体が立派だね。あれで18歳なのか! (北海道にも)行くことになるだろうね」と思わず驚きの声を上げた。
将来的なメジャー移籍を目指す清宮。現在は地道な守備練習に時間を割いており、5日(同6日)には「いい感じで来ていますけど継続を怠ればまたすぐ忘れてしまうと思うので、積み上げてきたものを失わないようにこれからもやっていきたい」と話していた。一方、米国で本場のスポーツに触れる機会もあり、「やっぱり自分も将来はこっちでメジャーリーガーとしてやりたという思いがあるので、そういう思いを抱いている身からすると、本場でそういう生のものを見られたことで、こういう中でやりたいないという思いはすごく感じました」とも率直に話した。
できればキャンプ中に打撃を披露し、メジャーのスカウトに長打力を見せつけたいところだが、今は焦る時期でもない。コツコツと一流選手への階段を上がろうとしている。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)