レンジャーズ加入の呉昇桓は守護神「最有力」 ブルペンに元NPB助っ人揃い踏み
FAの呉昇桓はレンジャーズと1年契約「支配力を取り戻すことができたら…」
カージナルスからFAとなっていた元阪神守護神の呉昇桓投手が、レンジャーズとの1年契約に合意したと、米複数メディアが報じた。年俸は275万ドル(約3億円)で、2019年は年俸450万ドル(約4億9000万円)での契約延長を球団側が選択でき、各年最大で100万ドル(約1億1000万円)の出来高もつく内容になるという。レンジャーズのブルペンにはNPB経験者が揃うことになったが、MLB公式サイトは呉昇桓がクローザーの「最有力候補」と分析している。
2014年から2シーズンに渡って阪神で守護神を務めた呉昇桓は、2年連続でリーグ最多セーブをマーク。2016年にカージナルスに加入すると、初年度はシーズン途中からクローザーを任されるなど、76試合登板で6勝3敗19セーブ14ホールド、防御率1.92と圧巻の活躍を見せた。しかし、2年目の昨年は62試合登板で1勝6敗20セーブ7ホールド、防御率4.10に終わり、オフにFAとなっていた。
MLB公式サイトは「レンジャーズは抑えのオとの契約に合意した」と速報。韓国、日本、メジャーの各国リーグで13年間で396セーブを挙げていることなどに触れ、「35歳のオはもし昨シーズンよりも前に披露した支配力を取り戻すことができたら、レンジャーズの抑えの最有力候補になるのかもしれない」と伝えている。
昨季終盤、レンジャーズでは変則左腕のアレックス・クラウディオが抑えを務めた。ただ、記事では「彼は2017年の球団の年間最優秀投手であり、4勝2敗、防御率2.50、WHIPが1.04、そして11セーブを挙げた。しかし、レンジャーズは彼をセットアッパー/中継ぎに転向させるかもしれない」と指摘。クラウディオは元々クローザータイプではないだけに、経験豊富な呉昇桓がポジションを勝ち取る可能性があるという。