ツインズがダルに「正式オファー」と米報道 「球団史上最大」110億超を提示か
FA選手として球団史上最高額、「ツインズが億単位のオファーを出したと言うのが妥当な線」
ドジャースからフリーエージェント(FA)となっているダルビッシュ有投手にツインズが「正式オファー」を出したと米メディアが報じた。複数球団が総額1億ドル(約110億円)を超える提示をしており、いくつかの5年契約のオファーも受けているという報道もある。今オフのFA市場は停滞しており、2月に入ってからも進展が伝えられていなかったが、一気に動きが出てきた。
米国最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」は「報じられたところによると、ツインズが正式にユウ・ダルビッシュにオファーをした」とレポート。ESPNのダレン・ウォルフソン記者が「ポッドキャスト」で、ツインズがダルビッシュに正式オファーを出したことをレポートしたという。同記者は、複数のソースを元に4~5年契約のオファーであるとも伝えている。
ダルビッシュについては、複数球団から総額1億ドル超のオファーを受けていると米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール氏が伝え、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール氏はいくつかの5年契約のオファーを受けていると報じたばかり。争奪戦は最終局面を迎えているようだ。
「MLBトレードトレードルーマーズ」では、「これら3つの報道を考慮すると、ツインズが億単位のオファーを出したと言うのが妥当な線であるようだ。そして、それは彼らがFA選手に投じた史上最大の金額となるようである」と分析。また、ツインズはダルビッシュに続く候補として、アレックス・カッブやランス・リンの代理人ともコンタクトを取り続けているという。さらに、レイズのクリス・アーチャー、ジェイク・オドリッジをトレードで獲得する可能性も残されており、ダルビッシュ獲り失敗に終わった場合の準備も進めているようだ。当初からダルビッシュ獲りに力を注いでいたツインズだが、昨季16勝のアービン・サンタナが指の手術で10~12週間の離脱となったことから、エース級の先発投手の補強は必要不可欠となっている。
米ヤフースポーツはこの日、所属先未定のFA選手による春季キャンプ開催の準備が進められていると報じた。各球団のバッテリー組のキャンプインまで1週間となっているが、ダルビッシュの去就はその前に決着となるのか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)