規格外の驚異の「バズーカ」送球 殿堂入りゲレーロは「世代最高の肩」
今年1月に殿堂入り、イチローとともに「21世紀以降最高の強肩」の候補?
21世紀に入ってからのメジャーリーグで最高の強肩選手といえば誰だろうか。2001年にマリナーズでデビューしたイチロー外野手は、もちろん有力候補。スピードがありながら、圧倒的な正確さを誇り、いくつもの「レーザービーム」送球で伝説的な場面を作ってきた。
一方、全く違うタイプの「地肩」の強さで驚愕送球を連発していたのが、今年1月に米国野球殿堂入りを果たした元外野手のブラディミール・ゲレーロ氏。こちらも21世紀以降の最高の強肩選手として必ず名前が挙がるはずだ。「バズーカ」のような送球で、外野の深い位置からいくつもの補殺を記録した。
MLB公式サイトのツイッターは、9日(日本時間10日)に43歳の誕生を迎えたゲレーロ氏の伝説の補殺を集めた動画を公開。エクスポズ時代の2001年7月7日のブルージェイズ戦で、右中間から本塁へとダイレクトで投げ込み、アルベルト・カスティーヨを刺した驚異のスローなどがまとめられている。
「ブラッド・ゲレーロの誕生日を祝して、常識外れの彼の送球をいくつか楽しもう」との言葉が添えられ、公開された動画。ファンからは「世代最高」の声も挙がっている。
「私が見てきた中で間違いなく最高の肩!」
「彼は本当に素晴らしかった!!」
「一塁でアウトになるのは、リトルリーグみたいだ」
「アメージング!!」
「ワオ!」
「ボールにモーターが搭載されているみたいだ」
「なんてキャノン」
「信じられない肩だ!」
「おそらく世代最高の肩だろう」
「なんてモンスターだ…」
通算打率.318、1496打点、449本塁打を記録した打者として、失策がありながら補殺の多い外野手として、個性的なスタイルを貫いたゲレーロ氏。多くの人を引きつけた魅力的な選手は、殿堂入りで名実ともに伝説的な存在となった。