中日小笠原が驚きの317球熱投 最多「330球」の松坂が語る投げ込みの効果とは

松坂の最多は「330球くらい」、「フォームの作り方は人それぞれ」

「僕は最多は330球くらいかな。2006年くらいですね。僕は物覚えが悪いので、投げて覚えさせる意識でしたね。体を作る上で必要なトレーニングだと思っていたので。疲れてからのフォームは自然で、いいフォームだったりする。疲れてからいいフォームで投げて、身につけていくイメージですね」

 ボールを多く投げ込んでいき体が疲れてくると、余計な力が抜けてくる。理想的なフォームで投げられていなければ、いいボールはいかない。体の無駄な力を使わずにいいボールを投げることにより、望ましい形を体に染み込ませていくのだという。近藤真市投手コーチも「疲れてからどうなるか。球数いったら、下半身を使わない投げられない」と話していた。

「フォームの作り方は人それぞれ。投げ込んで作るタイプ、そうでないタイプとあるとは思います」とも松坂は言う。

 300球とまではいかないまでも、他球団でも200球前後を投げる投手はいる。肩は消耗品とも言われるが、数多く投げることはマイナス面ばかりではないようだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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