オリ背番号「123」衝撃デビュー 2連続二盗阻止、福良監督「2つも刺して…」
高校1年で「紫外線アレルギー」を発症した稲富、紅白戦で躍動
育成ドラフト1位で入団した高卒ルーキー・稲富宏樹捕手が自慢の強肩を見せつけた。15日に行われた「1軍対2軍」の紅白戦に6回の守備から出場。7回に小田が試みた盗塁を2連続で刺し、プロ入り初実戦を最高のデビューで飾った。
背番号「123」が見せた球筋に福良監督も目を細めた。「2つも刺して。よかったですよ。高卒で守りも落ち着いているしコントロールもよかった」。7回1死一塁から二盗を試みたチーム1、2を争う俊足の小田を刺すと、さらに2死一塁から特別ルールで再び登場した代走・小田を刺してみせた。
わずかな出場機会の中でアピールに成功した稲富は「肩には自信があったので。(佐藤)世那さんがいいところに投げてくれたので。準備はしていました」と、バッテリーを組んだ佐藤世に感謝しながらも手応えを口にした。
兵庫・三田松聖高では3年時に主将を務め、自慢の強肩を武器にチームを牽引。高校1年時には「紫外線アレルギー」を発症したが懸命のリハビリで病気を克服。念願のプロ入りを果たし、次なる目標は1軍の舞台に立つために必要な支配下登録だ。9回のプロ入り初打席では三振に終わり「真っすぐに絞っていたけど、手がでなかった」と反省も忘れなかった。
(Full-Count編集部)