メッセは9年目、新加入ロサリオにも期待…2018年、阪神外国人チェック
マテオとドリスはリーグ屈指の救援コンビ、投打で実績ある選手が揃う
阪神は例年のように投打で優秀な外国人選手をそろえている。今年は投手4人に野手1人。実績のある選手が多いが、活躍できるだろうか?
今季の阪神の外国人選手。成績はNPB通算。
◯投手
マテオ33歳 NPB2年 8勝7敗20S43H、防御率2.29
ドリス30歳 NPB2年 7勝7敗45S14H、防御率2.51
モレノ30歳 (新加入)
メッセンジャー36歳 NPB8年 84勝70敗0S1H、防御率2.98
マテオとドリスは、リーグ屈指のセットアッパーとクローザー。2016年はマテオがクローザー、ドリスがセットアッパーだったが、昨年は持ち場を交換し、ともに優秀な成績を挙げた。2人はドミニカ共和国出身。おそらく2人でプレーしていることも励みになっているのだろう。キャンプでも常に一緒に行動している。
モレノはベネズエラ出身。185センチ81キロの右腕。2007年パイレーツ傘下に入団し、主として救援投手として投げる。ヤンキースに移籍して2015年にMLBに昇格するも4試合で1勝0敗、防御率5.23。レイズに移籍後、2017年に再びMLBに昇格。しかし5試合で0勝1敗、防御率4.76だった。
マイナー時代はイニング数を上回る三振を奪うこともあったパワーピッチャー。四球もそれほど多くないが、AAAでの防御率は3.50。好不調の波があり、やや安定感に欠ようだ。
メッセンジャーは今や、NPB屈指のスターター。毎年3000球近くを投げて、ほとんど故障せず9年目。すでに開幕投手に内定。今年4月中にはFA権を取得し、19年シーズンからは外国人枠を外れる。昨年は右足骨折の大けがをしたが、シーズン最終盤に復帰し、健在ぶりをアピールした。今年8月に37歳になるが、衰えの兆しはない。