米版“奇跡のバックホーム”!? 「チャーリー・ブラウン」のレーザー送球が凄い
大学生の送球を米MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が特集
ファンを熱狂させ、虜にさせる数々のスーパープレー。その中の1つが外野手の見せ場となる強肩の為せる技「レーザービーム」だろう。打球を処理した外野手から矢のような送球が放たれ、走者を間一髪のところで刺すシーンは、見るもの全てを魅了する。
アメリカの大学野球で起こった奇跡のような「レーザービーム」が話題となっている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が「カーソン・ニューマンがチャーリー・ブラウンの完璧送球で勝利」と題し、カーソン・ニューマン大学の公式ツイッターの動画を引用して特集している。
この奇跡のバックホームの主人公は「チャーリー・ブラウン」。アメリカの人気漫画「ピーナッツ」の主人公…ではなく、アメリカ・テネシー州のカーソン・ニューマン大学に通う、それと同姓同名の学生だ。
「Cut4」のレポートによれば、カーソン・ニューマンカ大学イーグルスは月曜日にノースウッド大学ティンバーウルブズと対戦。イーグルスは7-6でリードし、9回裏2アウトを迎えていた。この回ティンバーウルブズは、イーグルスのリリーフ投手ウィル・ガードナーから2点を奪い、なおも同点の走者である代走マイル・ハーディを二塁に置いていた。
ここで打席に立ったマイケル・カラムの打球は、イーグルスの右翼手チャーリー・ブラウンの目の前に弾んだ。右前安打だ。二塁走者のハーディは三塁を蹴り、ホームへ突入した。打球をワンバウンドでキャッチしたブラウンは、ワンステップから本塁へと大遠投。送球は、やや三塁よりに逸れたものの、ノーバウンドで捕手のイーサン・ゴーフォースのミットに収まり、ゴーフォースは横っ飛びで、走者の足にタッチ。間一髪のところでアウトとなり、カーソン・ニューマン大学の勝利が決まった。
動画はアウトがコールされた瞬間にベンチを飛び出し、歓喜するカーソン・ニューマン大学イーグルスの選手たちの姿で締めくくられている。「Cut4」では「“チャーリー・ブラウン”と聞いて、野球での成功を思い浮かべることはあまりないだろう。しかし、同じ名前を持つカーソン・ニューマン・ユニバシティ・イーグルスの右翼手は事態を一変させた」とレポートしている。