ビシエド以外“入れ替え“、HR王の穴埋まるか…2018年、中日外国人チェック
ビシエドは中軸の期待、アルモンテ&モヤはメジャーでの実績少ないが…
野手は3人。
◯内野手
ビシエド 28歳 NPB2年 748打197安40本117点、打率.263
◯外野手
アルモンテ 28歳(新加入)
モヤ 26歳(新加入)
これもキューバ出身のビシエドは3年目。1年目前半、派手な活躍で売り出した。昨年は米市民権取得手続きの問題で“長期離脱“。また8月に死球で右腕を骨折したために87試合の出場にとどまったが、それでも18本塁打と長打力を発揮した。開幕から中軸としての活躍が期待される。
アルモンテは183センチ98キロのスイッチヒッター。ドミニカ共和国から2005年にヤンキースに入団。出世は遅かったが、2013年6月に8年かけてMLBに昇格。外野手としてまずまずの働きをするも、故障によってマイナー落ち。翌年もMLBでプレーするが、MLB通算では47試合2本塁打12打点、打率.211と実力を発揮できなかった。以後はメキシカン・リーグなどでプレー。早打ちで四球を選ぶタイプではないが、マイナー通算94本塁打の長打力が売りだ。
モヤは201センチ117キロの巨漢。彼も両打ち。プエルトリコ出身。2008年タイガースに入団。MLBには2014年に昇格するも実績を残せなかったが、2016年は5月に昇格すると6、7番を打ち、6月22日のマリナーズ戦では2本塁打するなど活躍した。しかし、2017年はマイナー暮らし。このオフに中日と契約した。
MLB通算では3シーズンで124打数31安打5本塁打11打点、打率.250。マイナー通算138本塁打を記録したが、3342打席で972三振と3分の1近くが三振。176四球。いわゆるフリースインガーで当たれば大きいが、三振も多いタイプ。まだ26歳と若く、NPBの投手に適応する可能性はあるだろう。
森監督はこの中から使える選手を選抜していくのだろう。未知数の魅力はあるが、どの選手が活躍するだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)