ビシエド以外“入れ替え“、HR王の穴埋まるか…2018年、中日外国人チェック

中日・ビシエド【写真:荒川祐史】
中日・ビシエド【写真:荒川祐史】

支配下は新たに2投手2野手を獲得、ジーはメジャーで実績十分の右腕

 中日ドラゴンズは昨年の本塁打王ゲレーロが巨人に移籍。投手陣もバルデス、アラウホ、ロンドンが退団した。さらに、ジョーダンはヤクルトに移籍する形に。内野手のビシエドは残留したが、新たに2投手2野手の4人の外国人を獲得した。

 今季の中日外国人選手。成績はNPB通算。

◯投手
ジー 31歳(新加入)
ガルシア 28歳(新加入)
マルティネス 21歳(育成枠 1軍出場なし)

 ジーは185センチ92キロの右腕。テキサス州出身、2007年ドラフト21巡目(全体663位)でメッツに入団。2010年にMLBに昇格し、2011年にはチーム最多の13勝、2013年にも11勝を挙げるなど先発投手として活躍したが、2014年頃から故障がちとなり、2015年にFAとなる。以後、ロイヤルズ、レンジャーズ、ツインズと移籍するがローテーションに定着できず。昨年6月に移籍したツインズでは救援投手を務めていた。

 MLB通算で51勝48敗1セーブ、防御率4.09。実績のある投手であり、チェンジアップは一級品とされるが、被安打率は.265と高く、走者を背負って投げるタイプだ。先発としての豊富な経験をNPBで生かすことができるか・

 ガルシアは190センチ104キロの巨漢左腕。キューバ出身、2010年にアメリカに亡命し、ドジャースに入団。その後、ホワイトソックスを経てメキシカン・リーグ、さらにロイヤルズと移籍したが、MLB通算では5試合0勝1敗、防御率13.50とほとんど実績がない。もともとキューバ国内リーグでも3年間で12勝11敗、防御率4.53と実績のあまりない投手だった。ノーマークに近かったが、今冬のドミニカ共和国のカリビアン・リーグで3勝2敗、防御率3.23と好投し、森繁和監督の目に留まった。四球が多いが、出世前であり、日本で進化する可能性はあるだろう。救援での起用が考えられる。

 マルティネスはガルシアとは異なり、キューバから派遣されている投手。昨年のWBC代表にも選ばれた。2年目で、昨年はファームで1勝2敗、防御率5.96だった。

ビシエドは中軸の期待、アルモンテ&モヤはメジャーでの実績少ないが…

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