大谷翔平、2失点“デビュー”にも「すごく楽しかった」 フォークに手応えも

オープン戦で初登板を果たしたエンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
オープン戦で初登板を果たしたエンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

「内容はともかくとして」…メジャー“満喫”、不調のスライダーは「次回以降かな」

 エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、米アリゾナ州テンピで行われたオープン戦のブルワーズ戦に初先発。実戦デビューは1回1/3を投げて2安打2奪三振1四球2失点(自責1)の内容だった。制球に苦しむ場面もあり、2回にはソロ弾も浴びたが、登板後には「内容はともかくとしてすごい楽しかったです」と振り返った二刀流右腕。シーズン開幕へ向けて、着実に前進している。

 初回は、味方中堅手が打球を見失い二塁打とされる不運もあって1死一、二塁とされる。4番ピーニャへの4球目は暴投で、捕手の二塁送球も逸れ先制点を献上。2回には、先頭ブロクストンに高めへの速球を左翼スタンドに運ばれて、2点目を失った。続くフランクリンを左飛に打ち取ったところで球数が31球となり、降板。ストライクは17球だった。

 登板後の会見では、冒頭で感想を求められて「内容はともかくとして凄い楽しかったです」と振り返った大谷。今季初実戦とあって「実戦の勘みたいなものは、やっぱりシーズンの最初はすごい難しいですし、今日も慣れないところだったので、難しいところありますけど、野球自体はあまり変わらないので、自然体で今日も入ることができたんじゃないかなと思います」と話した。

 さらに、「全体的にカウントの球が甘かったですし、なんとなく探りに行ってる感じがあった」としつつ、決め球のフォークについては「実際に試合で投げたほうが比較的いいポジションに落ちてくれていたので、すごいそこは良かった」と手応えを感じた様子。一方で、この日はスライダーの制球に苦しみ、「そこは次回以降かなと思っています」と課題を挙げていた。

 まずは投手としてオープン戦デビューを飾った二刀流。次は打者としてのデビューに期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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