メッツ剛腕、OP戦初登板で異次元の投球 最速163km、初回から7球が160km超
昨季MVPアルトゥーベは変化球に脱帽「100回投げたら100回ストライク取れる」
メッツのノア・シンダーガード投手が26日(日本時間27日)、オープン戦初登板で異次元の投球を見せた。初回は全11球のうち100マイル(約161キロ)超がなんと7球。昨季は負傷で長期離脱した剛腕エースが万全の仕上がりを見せている。
シンダーガードは初回、スプリンガーを左飛、レディックを二ゴロ、そしてアルトゥーベを見逃し三振に仕留める。さらに、2回もコレアを遊直、ゴンザレスを空振り三振、マッキャンを中飛。6番までレギュラーを並べてきた昨季世界一の強力打線を完璧に封じ込んだ。
何よりも驚きだったのは、その球速。MLB公式サイトでメッツ番を務めるアンソニー・ディコモ記者がツイッターで紹介した初回の球速は以下のとおりだ。
1球目 100マイル(約161キロ)
2球目 100マイル
3球目 100マイル
4球目 100マイル
5球目 90マイル(約145キロ)
6球目 100マイル
7球目 97マイル(約156キロ)
8球目 91マイル(約146キロ)
9球目 101マイル(約163キロ)
10球目 101マイル
11球目 92マイル(約148キロ)
最速は163キロ。160キロ超が7球。とてもオープン戦初戦とは思えない内容だ。昨季ア・リーグMVPのアルトゥーベを見逃し三振に仕留めたのは、外角低めいっぱいに決まる92マイルのチェンジアップ。地元紙「ニューズデイ」のデビッド・レノン記者がツイッターで伝えたところによると、アルトゥーベは「彼が僕に100回チェンジアップを投げてきたら、100回ストライクを取れるよ」と脱帽していたという。
完璧に仕上がったら、果たしてどんなピッチングを見せるのか。ナ・リーグの打者たちは今から戦々恐々としているかもしれない。