NPBの選手数は905人、そのうち107人が育成選手 各球団の内訳は…
セ・リーグで最多の25人の育成選手を持つ巨人だが…
セ・リーグ450人(うち育成53人)
◯広島71人
▽支配下 67人
投手34人捕手7人内野手14人外野手12人
▽育成 4人
投手3人内野手1人
◯阪神70人
▽支配下 67人
投手35人捕手7人内野手15人外野手10人
▽育成 3人
投手2人外野手1人
◯DeNA73人
▽支配下 67人
投手33人捕手5人内野手18人外野手11人
▽育成 6人
投手3人捕手1人内野手2人
◯巨人89人
▽支配下 64人
投手30人捕手6人内野手16人外野手12人
▽育成 25人
投手13人捕手3人内野手4人外野手5人
◯中日77人
▽支配下 66人
投手31人捕手7人内野手16人外野手12人
▽育成 11人
投手10人外野手1人
◯ヤクルト70人
▽支配下 66人
投手34人捕手6人内野手16人外野手10人
▽育成 4人
投手3人捕手1人
セ・リーグでは巨人がソフトバンクと並ぶ25人の育成選手を保有している。巨人は2015年に育成選手を中心とした3軍を編成した。巨人3軍は昨年は108試合もの試合を消化した。巨人育成からは過去に山口鉄也、昨年限りで引退した松本哲也のように一線級の選手も輩出しているが、最近はそういう選手が少ない。
他の5球団はソフトバンク、日本ハムを除くパの4球団同様、70人の支配下枠に余裕を持たせるために育成枠を使っている。なかでも中日は育成枠の投手を増やした。選手層を厚くして、投手陣の強化に役立てようという意向が見て取れる。
プロ野球で規定打席に達するのは年間25人前後、規定投球回数は15人前後、一線級の救援投手も15人前後。両リーグ合わせても一線級の選手は110人ほどだ。このポジションを905人で争う。厳しい競争社会であることを改めて思い知らされる。107人の育成選手の奮起も期待したい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)