日本球界復帰も視野、上原浩治はまだやれる 右腕が見せてきた異次元の数字
NPB史上でも断トツの制球力を誇る上原
1上原浩治6.68(1376奪三振206与四球)
2土橋正幸4.61(1562奪三振339与四球)
3杉浦忠4.29(1756奪三振409与四球)
4成瀬善久3.79(1198奪三振316与四球)
5稲尾和久3.58(2574奪三振719与四球)
6村山実3.55(2271奪三振639与四球)
7川上憲伸3.53(1381奪三振391与四球)
8杉内俊哉3.51(2156奪三振614与四球)
9和田毅3.45(1520奪三振441与四球)
10金子千尋3.43(1494奪三振436与四球)
上原浩治が歴代1位、しかも2位の土橋正幸に2ポイント以上差をつける断トツの数字だ。上原はNPB史上最も制球力がいい投手と言えるだろう。
21世紀以降、NPBの投手のK/BBは上昇する傾向にある。上原以外にも最近の投手が10傑に多く顔を出しているが、彼らと比べても上原は次元が違う。
MLBに移籍してからも上原の制球力は抜群だった。MLB通算でのK/BBは572奪三振78与四球の7.33、NPB時代よりもさらに数値が上がっている。
40歳を過ぎてもメジャーの舞台に立ち続けてきた右腕。NPBに復帰するにしても、MLBに残留するにしても、名人の域に達した上原のマウンドを今年も見たいものだ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)