“当たり年”の予感漂う？　期待の星がズラリ、2016年ドラフト組が熱い

王者ソフトバンクは田中、古谷、長谷川と将来性豊かな投手が

○ソフトバンク
1位　田中正義投手（創価大）
2位　古谷優人投手（江陵高）
3位　九鬼隆平捕手（秀岳館高）
育2位　長谷川宙輝投手（聖徳学園高）

　5球団が競合した田中をはじめとし、高いポテンシャルを秘める選手がいる。古谷は最速154キロの左腕、長谷川宙は育成選手ながら最速149キロを誇り、期待されている。怪我人が相次いだ捕手にあって、九鬼は2番手捕手となる可能性も。

○西武
2位　中塚駿太投手（白鴎大）
3位　源田壮亮内野手（トヨタ自動車）
4位　鈴木将平外野手（静岡高）
5位　平井克典投手（Honda鈴鹿）

　ドラフト3位の源田は言うに及ばず。昨季の新人王で不動の遊撃手となった。平井も昨季、中継ぎとして1軍で実績をあげた。本格派の中塚と、俊足が武器の鈴木は、今季の台頭が期待されている2人である。

○楽天
1位　藤平尚真投手（横浜高）
2位　池田隆英投手（創価大）
3位　田中和基外野手（立教大）
4位　菅原秀投手（大体大）
5位　森原康平投手（新日鉄住金広畑）
9位　高梨雄平投手（JX-ENEOS）

　高梨は昨季、左キラーとして大活躍。菅原、森原、田中も1軍で実績を積み、今季の更なる成長が期待されている。藤平は今季のローテ入りが確実視されており、未来のエース候補。池田もローテ入りの有力な候補となっている。

○オリックス
1位山岡泰輔投手（東京ガス）
2位黒木優太投手（立正大）
4位山本由伸投手（都城高）

　山岡は昨季、ローテの一角として投げ、8勝をマーク。今季はローテの柱の1人として期待されている。黒木も昨季、中継ぎ陣の一角としてフル稼働し、勝利の方程式の1人となるべき存在。山本はプロ初勝利を挙げ高い潜在能力を誇る右腕で、注目すべき投手である。

○日本ハム
1位　堀瑞輝投手（広島新庄高）
2位　石井一成内野手（早稲田大）
4位　森山恵佑外野手（専修大）
8位　玉井大翔投手（新日鉄住金かずさマジック）

　石井は昨季1年間、1軍で経験を積み、玉井も24試合に登板。堀は将来が楽しみな左腕。昨秋の「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ」の侍ジャパンに選ばれ、3月3日、4日の「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」の代表にも選ばれた期待の星だ。森山は和製大砲候補の1人だ。

○ロッテ
1位　佐々木千隼投手（桜美林大）
2位　酒居知史投手（大阪ガス）
5位　有吉優樹投手（九州三菱自動車）

　佐々木、酒居、有吉の3投手ともに昨季から1軍でプレーしてきた。佐々木と酒居は先発ローテを任されており、2年目の今季は更なる成長が期待されている。有吉は中継ぎとして53試合に投げており、今季は昨季以上の投球が期待される投手だ。