大谷翔平の8奪三振に辛辣NY紙も注目「えげつないオオタニが本格的に…」
マイナー選手中心の相手ながらアウトは全て三振「打者を愚か者に見せてしまう」
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、マイナー選手中心の練習試合・ブルワーズ戦で実戦2試合目の先発マウンドに上がり、2回2/3を投げて4安打2失点。アウトは全て三振で、ラストの5者連続を含む8Kを奪った。圧巻の奪三振ショーを見せた二刀流のスーパースターには辛辣なアメリカメディアと女房役から「えげつない」の声も上がっている。
ブルワーズの若手相手に5連続Kをマークした大谷の投球は、ニューヨークメディアも大きく取り上げた。「えげつないショウヘイ・オオタニが本格的に魅力を見せ始める」と特集したのは、辛辣な論調で知られる地元紙「ニューヨーク・ポスト」だった。
不運な当たりもあって2失点を喫したものの、特に3イニング目はいとも簡単に打者を料理した期待のエースについて「ショウヘイ・オオタニはすでに打者を愚か者のように見せてしまう」と投球を振り返っている。なかでも、同紙は通常160キロを超える豪速球ではなく、大谷の「変化球が脚光を浴びた」と称賛している。
「彼は本当に今日えげつなかったよ。あのスライダー、自分たちに当たると思って打者が後ろにジャンプするんだ。そこからボールはコーナーに収まっていくんだよ」
女房役のレネ・リベラ捕手はこう絶賛したという。右打者の胸元に放たれたかのように見えたボールが急速に軌道を変え、外角低めに沈み込む。死球をも錯覚させるスライダーにリベラは「えげつない」と脱帽していた。
前評判通りの実力の片鱗を見せた大谷は、早くも米国中に衝撃を与え始めている。
(Full-Count編集部)