ハム清宮、初フル出場で濃密3時間20分 守備で悪戦苦闘「体で止めてれば…」
栗山監督は前向き「たくさんいろんなことが起こった方がいい」
続く鈴木大地内野手の強烈な当たりにはミットを右に差し出したものの、打球は一瞬で右前へ。「普通に体で止めていれば良かったです」と思わず反省が口をついた。いずれも記録は安打とはいえ、早実の先輩でもある斎藤佑樹投手に失点がつく手痛い連続適時打となってしまった。
それでも栗山英樹監督はこの日の清宮の守備を前向きにとらえた。「いろんなことを経験していかなきゃいけないので。無難にやるよりも、たくさんいろんなことが起こった方がいい。いい試合だったと思います」と温かい眼差しを注ぐ。
この日の試合は「4番・三塁」でフル出場したロッテ・安田尚憲内野手とのドラフト1位ルーキー対決にも注目が集まった。ともに無安打に終わり「今日はお互い様みたいな感じ」と苦笑いした清宮。18歳ルーキーにとってはすべてが勉強だ。経験値を上げて、開幕1軍切符をたぐり寄せる。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)