ナゴヤD初見参で2回2失点の中日・松坂 ファンから歓声浴び「感謝」

次回は14日の西武戦が見込まれ「3イニングなり、4イニングなり、イニングを増やすことになる」

「今日だったからまだ良かったですけど、大事なところでミスが出ないよういしないといけないですね」。2ランを浴びて2点を失った。山下をチェンジアップで空振り三振に打ち取って、マウンドを降りる際には、大野奨太に向けて自身の胸を手で2度ポンポンと叩いて合図を送った。狙いより内に投げてしまったことによる「僕のミスに対して申し訳ないというサイン」だった。

 予定の2イニングを投げ終えて「僕としては今日も普通にマウンドに上がれて、普通にゲームに投げられたので、それが1番じゃないですかね」と、無事に投げ終えたことを喜んだ。この日は試合前の練習には一切姿を見せずに、ベンチ裏で己のペースで準備を進めた。「登板日は自分のペースで動いていいということだったので、自分で決めた時間、予定通りに動きました」。試合開始45分前にベンチからグラウンドに姿を見せ、ウォーミングアップ、キャッチボール、ブルペンでのピッチングと“メジャー式”で試合に備えていった。

「カウントを悪くしても、いいところに投げられていましたし、四球でランナーを出さなくて良かったなと思う部分と、ホームランに関しては防げるものだったので、シーズンでああいうミスがないようにしないといけないなと思いました」と語った松坂。実戦初登板となった2月26日のハンファ戦(北谷)、そしてオープン戦初登板となったこの日の楽天戦と、ゆっくりではあるが、順調に段階を踏んでいる。

 「ペースとしては自分のペース、不安なくやらせてもらっていますね。開幕はどうなるか分からないですけど、このペースでいって大丈夫だなというのが、今はあります。投げた直後も特に問題はないですし、明日以降、体に問題なければ、次の登板は3イニングなり4イニングなり、イニングを増やすことになると思います」。次回登板は中9日と十分に間隔を開け、14日の西武戦での登板が見込まれている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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