現役バリバリ1軍野手が異例の独立リーグへ 村田修一が目指すNPB復帰への道
巨人を自由契約となりBCリーグ栃木に入団
巨人を自由契約になった村田修一が、ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでプレーすることが決まった。
栃木ゴールデンブレーブスは、昨年、ルートインBCリーグに加入。独立リーグでも滋賀と並び、最も歴史が浅いチームだ。監督は、ダイエー、ソフトバンクでプレーした辻武史、昨年は「ナックル姫」こと吉田えりが在籍していた。また中崎雄太、金伏ウーゴなどNPBでキャリアのある選手も出場していた。
しかし村田のようにNPBで超一流の選手が独立リーグでプレーするのは極めて珍しい。これまで、ルートインBCリーグでは、過去、NPBで1000本安打以上を記録した選手が3人、プレーしている。
アレックス・ラミレス(NPB通算2017安打)
2014年・群馬45試合190打数58安打7本塁打38打点、打率.305
タフィ・ローズ(NPB通算1792安打)
2015年・富山41試合146打数46安打5本塁打37打点、打率.315
岩村明憲(NPB通算1172安打)
2015-17年・福島22試合34打数14安打1本塁打8打点、打率.412
村田は昨季まで通算1865安打をマークしている。ルートインBCリーグ史上で2位のNPB安打数ということになるが、ローズは2009年限りでNPBを引退している。また、他の2人も成績が低下してNPBを戦力外になっていた。村田は前年、巨人で100安打を記録し、レギュラー格として活躍していただけに、これまでの3人とはまったく事情が異なると言えるだろう。