2桁勝利の期待かかるロッテ二木、OP戦初登板で好投も…球速出ず「泣いてます」
4回を投げソロ本塁打1本の1安打のみ、井口監督は真っ直ぐを「戻してほしい」
ローテーションの軸として、初の2桁勝利の期待がかかるロッテの二木康太投手がオープン戦に初登板した。
6日の本拠地・巨人戦で石川の後を継いで、2番手として4回から登場。2死走者なしで、ゲレーロに甘いスライダーを左中間スタンドに運ばれたが、安打はこの1本のみ。4イニングを投げ、49球で4三振を奪い、1失点で投げ終えた。
「まだ真っすぐが昨年並みに戻っていない。(開幕まで)残りの試合で戻してほしい」と井口監督。ストレートは130キロ台後半がほとんどで、本人は「ホームランは反省しているが、あとはうまく抑えられた。投げている感覚は悪くなかった。もう少し(スピードは)出ていると思った。泣いてます」と自嘲気味だったが、左の重信に内角いっぱい138キロのストレートで見逃し三振を奪うなど、球速表示より球の威力は感じさせた。
「球の質自体は全然上がっている。あまりスピードにこだわらずいきたい」と二木。この日は新しい人工芝を初めて使用。「全然雰囲気が違って、新鮮な感じがする」という本拠地で“ニュー二木”をお披露目したいところだ。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)