支配下昇格どころか、開幕1軍も? 中日の24歳育成右腕に森監督も期待

4日の楽天戦でナゴヤドーム“デビュー”を飾り、最速150キロをマーク

 8回からマウンドへ。先頭の渡辺直人を146キロの真っ直ぐで一ゴロに打ち取ると、続く山下斐紹には、3球目にこの日最速の150キロをマーク。追い込み、131キロのフォークで空振り三振に。三好匠は148キロの真っ直ぐで空振り三振に切って取った。

 2イニング目となった9回は2死から、楽天のルーキー西巻賢二に三塁打を許し、内田靖人の左前適時打で1点を失ったものの、右腕の将来性、可能性を感じさせるのには、十分なピッチングだった。

 現在は背番号「201」の木下雄だが、4日の試合後に森繁和監督は「ピッチングコーチが2イニングを行かせてみたいと言っていたんですけど、まあ1イニング目は自分の投球もできたでしょうし、球数も投げられて2イニングいけたということで、これから楽しみな選手」と期待を寄せ「当然、背番号も小さい番号になっていくと思います」と、近いうちの支配下契約への昇格も“予告”した。

 3日、4日のオープン戦で計20失点と大量失点を喫していた中日投手陣。オープン戦での出来次第では、支配下契約を勝ち取るだけでなく、開幕1軍の切符を掴む可能性も十分にある。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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