ダルビッシュ、OP戦初戦で153キロ&球速差36キロ 減量もスピード落ちず
古巣ドジャース戦で初登板、上々の内容に「領域を見せつけた」
カブスのダルビッシュ有投手は6日(日本時間7日)、古巣ドジャース戦でオープン戦初登板を果たし、2回無安打1失点2四球4奪三振1失点と上々のスタートを切った。昨年のワールドシリーズでの悪夢の2敗から雪辱を期す右腕は、米メディアの取材に対してオフに減量したことを告白。4種類のボールを繰り出して95マイル(約153キロ)から73マイル(約117キロ)という球速差をつけ、米メディアは「領域を見せつけた」と報じている。
荒れ模様の初回から完璧に持ち直した。ダルビッシュは初回、テイラーに四球を与えて暴投。シーガーは空振り三振も、ターナーの打席でテイラーに三盗を許し、再び暴投で1点を失った。ターナーは四球。しかし、ケンプ、プイグを連続空振り三振に仕留めると、2回はフォーサイスを三飛、バーンズを右飛、ソラーノを空振り三振。昨季ワールドシリーズをともに戦った戦友に実力を示した。
「ユウ・ダルビッシュがカブスデビュー戦で領域を見せつける。速球は95マイルを記録」と特集したのはESPNだった。ダルビッシュは昨年のワールドシリーズ終了後に減量したことを告白したといい、その中でもしっかりと球速が出ていたことを喜んだという。
記事では、最速153キロを記録したデビュー戦でダルビッシュが見せたピッチングの多彩さに注目。「ダルビッシュはロサンゼルス・ドジャース相手に球速に変化を持たせた。彼は昨秋のワールドシリーズ以来初となる試合で4種類のボールを使い、95マイルから73マイルまで記録した」と報じている。
ファストボール、カーブ、スライダー、チェンジアップの4つの球種を使い、36キロ差という緩急をもたらしていたと評価している。
減量の理由については、ワールドシリーズでの乱調を理由に挙げたというダルビッシュ。2試合連続KOからの捲土重来を期す今シーズンは、現地3月31日(同4月1日)の開幕第3戦・敵地マーリンズ戦で初マウンドを踏みしめる予定だ。