野球と音楽をつなぐドラマー、オカモト“MOBY”タクヤ氏が今季MLBを予想【ア編】
今季ア・リーグ東地区は「一騎打ち」の様相か
今季は3月29日(日本時間30日)に30球団が揃って開幕を迎えるメジャーリーグ。世界一を目指す新たな戦いが始まるまで、各球団は現在オープン戦を戦いながら、最後の戦力調整に入っている。
Full-Countでは、今季からFMおだわらで放送中の野球と音楽をつなげるラジオ「NO BASEBALL, NO LIFE.」とコラボし、野球の面白さをより幅広い層に伝えていくことになった。そこで今回は、放送7年目を迎える「NO BASEBALL, NO LIFE.」でメインMCを務めるロックバンド「SCOOBIE DO」のドラマー兼マネージャー、オカモト“MOBY”タクヤ氏に、今季MLBのペナントレースの行方を占ってもらった。
カブスの大ファンでもあるオカモト氏は、動画配信サービス「DAZN」のメジャー中継で解説を務めるほどのメジャー通。カブスが108年ぶり世界一に輝いた2016年には、本拠地シカゴでワールドシリーズ観戦を果たしたオカモト氏は、どんなシーズンを予測するのだろうか。
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2017年、球団創設56年目で初の世界一に輝いたアストロズ。2000年以降はどのチームも達成していない連覇を成し遂げるのか、はたまた予想もしなかったチームが世界一になるのか。2018年のMLBもいよいよ今月末開幕。今年はFA市場でトップクラスの評価を受ける投手を筆頭に去就が決まっていない選手が数多くいるため、3月6日(火)の時点でシーズン予想を論じるのは時期尚早の感も否めませんが、現時点での予想を立ててみました。まずはア・リーグからいきましょう。
【東地区】
久しぶりに「ニューヨークvsボストン」の一騎打ちが楽しめそう。一昨年、昨年と地区連覇を果たしたのはレッドソックス。待望の長距離砲J.D.マルティネスを獲得し、長打力不足は解消。リーダーのダスティン・ペドロイアは怪我で6月以降の復帰予定ですが、ミッチ・モアランド、エドゥアルド・ヌネスと再契約も交わし、野手陣は安定。先発陣は昨季不調だったデビッド・プライス、リック・ポーセロは、共に悪かった昨季より向上するでしょうが、セットアップ陣がやや不安。ただ前半戦が楽な日程なのでスタートダッシュに成功したら突っ走る可能性もありそうです。
一方「悪の帝国」復活の様相を呈しているヤンキースは、超重量打線、30球団随一のブルペン陣、昨季後半から完全復調した田中将大を中心とする先発陣もレッドソックスに負けない豪華な顔ぶれですが、計算が出来ないのが内野陣。ディディ・グレゴリアス以外はルーキーを含む若手中心。トッププロスペクトのグレイバー・トーレス、ミゲル・アンデュハーがブレイクするか否かでかなり影響が出そう。