ソフトバンク和田、実戦復帰はまだ未定も「状態上がってきている」

筑後のファーム施設で練習に参加したソフトバンク・和田毅【写真:福谷祐介】
筑後のファーム施設で練習に参加したソフトバンク・和田毅【写真:福谷祐介】

キャンプ中に左肩違和感を訴え、調整ペースがダウンしていた

 ソフトバンクの和田毅投手は復帰に向けて、じっくり慎重に歩を進めている。キャンプ中に左肩の違和感を訴えた左腕は8日、福岡・筑後市のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で行われた投手練習に参加。ブルペンでの投球練習は行わなかったものの、キャッチボールでは力強くボールを投げ込んでいた。

 キャッチボールを終えると、ボールは投げずにブルペンでフォームを確認。「感じはすごくいいですね。昨日も結構強く投げて、今日も強く投げた。状態が上がってきている感じはする」と話し、状態には手応えを感じている様子だ。

 5日の全体練習を欠席し、病院で検査を受けた結果、異常は見られなかった。不安を払拭でき「心理的に大きい。構造的に壊れているわけではなく、投げ方、バランスで(違和感が出た)というのが分かった。いい投げ方をすれば、嫌な感じが出ることはない」という。

 シーズンの開幕が3週間後に迫るが、実戦復帰のメドはまだ立っていない。「1日でも早く投げたいとは思うけど、そこは監督やコーチ、トレーナーと相談して決めること。焦りはしますけど、焦らず、相談しながらやっていきます。1、2試合投げて、投げられませんではダメ。1日でも早く投げられる状態を作ることが、今は大事だと思っています」と和田。開幕に間に合うかは微妙な状況だが、最も求められるのは、万全な状態で戻ってくることだろう。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY