大谷、練習試合で3回6失点も「前進」開幕に向けて自信「例年通りいける」
制球を乱し「いいボールと悪いボールがはっきりしていた」
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、メキシカンリーグのティファナと行われた練習試合に先発。3回を投げて1被弾を含む6安打6奪三振3四死球6失点だった。試合後に記者会見に臨んだ右腕は「いいボールと悪いボールがはっきりしていたのが一番大きいんじゃないかと思う」と話したが、打たれた中でも着実に収穫を得ているようだった。
初回は簡単に2死を奪ったが、3番マーティンに右翼へ先制ソロを浴びた。2回には1死からの2連打などで2失点、3回には先頭から2四死球で走者を背負い、2死を奪うも2連打で3点を失った。3回を投げて64球で降板。フォークを叩きつけたり、ボールが抜ける場面も見られた。
これが実戦3試合目の登板。ボールやマウンドの違いへの適応が課題となっているが、「最初よりはボールに対してもフィットしてきている部分はあると思うので、やっぱり前進はしています」と手応えあり。同時に「試合レベルで投げた時の引っかかり具合だったり、抜け具合だったり。いいボールが増えているのは確かですけど(良し悪しが)ハッキリしているのも1つ」と話し、「ある程度よく投げるためにも、やっぱり数をこなさないといけないかなと思います」と、日々の積み重ねであることを強調した。
練習試合ながら、この日も多くの米メディアが集結。開幕までの仕上げる自信を聞かれると「順序よくきていると思いますし、やってきている段階としては悪くないと思っているので、例年通りいけるんじゃないかと思います」と力を込めた。