夢の競演が実現なるか…米メディアがイチロー&大谷の本塁打競争出場提案
昨季王者ジャッジは出場辞退を明言、その穴を埋めるのは…
開幕を迎える前からオールスターの話をするのは気が早いかもしれないが、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手はキャンプインから早々に昨年優勝した本塁打競争への出場を見送る意向を表明した。昨季リーグ最多の52本塁打を記録したスターの不在はファンにとって悲しい限り。だが、米メディアではナショナルズのブライス・ハーパー外野手、強打で有名なジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手らスーパースターと共に、マリナーズに復帰したイチロー外野手とエンゼルスの“二刀流”大谷翔平投手のホームランダービー出場実現を提言している。
「ハーパー対スタントン、イチロー対マッドバム? アーロン・ジャッジ不在のホームランダービーを完璧演出」
こう特集したのは、米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトだ。本塁打競争への出場候補として、ハーパー、昨季ナ・リーグ本塁打王で現ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手、エンゼルスのマイク・トラウト外野手、アストロズのホセ・アルトゥーべ内野手ら豪華な名前が挙がる中、日本の誇るレジェンドと二刀流スターの名前も登場した。
大谷にの選出理由は、打者としての規格外のパワーだという。寸評では「今年アリゾナで初めて打撃練習を行った時、チームメートはオオタニの絶大なパワーについて噂しあった。誰も彼が誇る一流のパワーを否定できない」と高評価。また「オオタニの参戦は世界中の視聴率を一気に上げるだろう」と、米国外の注目もさらに高める効果を望んだ。
そして、毎年待望論の巻き起こるイチローも候補に挙がった。記事の著者でもあるコラムニスト、バスター・オルニー氏は初めてイチローの打撃練習を見た時のことを振り返り、当時マリナーズのGMだったパット・ギリック氏の“忠告”通り、イチローが最後のラウンドで柵越えを連発したエピソードを紹介。「イチローはスタントンやギャロ、ハーパーほどの長距離を打つことはないだろうが、彼は自己鍛錬が素晴らしく、あまりに特別な存在なので、対抗策を見出せるかもしれない。見ていても大いに楽しめるだろうし、44歳ベテランは(大本命)ハーパーに次ぐ人気になるだろう」と、出場が実現すれば大人気間違いなしとした。
マリナーズの復帰会見で大谷との対戦を熱望したイチローだが、もしホームランダービーで競演することになれば、ファンにとって最高のプレゼントになりそうだ。
(Full-Count編集部)