“同期”イチロー、“新人”大谷、“神様“ルース…大打者プホルスに独占インタビュー
ベーブ・ルースは「意識しない」、イチローは「一流の選手」
――大谷の加入により、今年は一塁を多く守ることになりそうだが?
「いつでもそうだけど、大谷が来ようが来まいが、一塁でプレーがしたい。一塁の守備が好きだし、健康状態もいい」
――大谷のポテンシャルについて。今のところのプレーを見てどう思う?
「彼の登板はあまり見ていないが、非常にいいと聞いている。彼の打撃もチームを助けてくれると思うし、みんな期待しているよ」
――通算614本塁打でベーブ・ルースの記録にあと100本となったが、あなたにとってベーブ・ルースとは?
「あまり意識はしていない。今は自分ができることをして、あまり数字を目標にしていない。もちろんベーブ・ルースは歴史的にもすごい選手だと思う。でも1日が終わって、健康にプレーができたら幸せなことだよ」
――マリナーズとイチローが契約に達した。
「とても嬉しく思うし、楽しみだね。彼はアメリカに来てから様々なことを達成してきたし、さらにこれから成し遂げることが楽しみだよ。彼は一流の選手だ。日本から来た初日から注目しているが、これからも対戦することも楽しみだ」
――イチローも達成した3000本安打は目の前に迫っている。
「とても大きな数字だし、嬉しい。でも、今はあまりそこを意識せず、日々いいプレーができるように準備をしているよ」
――あなたとイチローという2001年に新人王を取った2人が、ともに殿堂入りすることになるはずだ。実現すれば、史上4組目となる。
「そういう話が出ていることは嬉しく思うけど、今はまだ自分がこれからできることに集中しているんだ。このような機会をもらえたことを神に感謝したい」
――今年の目標は?
「ワールドシリーズの優勝だ! それしかない!」
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)