OP戦でメジャーリーガーを翻弄し始めた牧田和久 「打者に難問与える」理由

ベテラン捕手はバックアップ約束「このスタイルを適応させたい」

「向こう(日本)のスイングは、より叩く傾向にある。ここにいる多くの選手は打ち上げようとする。この球に対する答えを見出すために、彼らはスイングを変えなければいけない」 

 牧田を打つためには、アッパースイングは“圧倒的不利”だが、メジャーリーガーがそのためだけにスタイルを変えられるのか。おそらく、そういった発想にはならないだろう。だからこそ、指揮官はまだメジャーの公式戦で1球も投げていない右腕に信頼を寄せる。 

 あとは、牧田自身が新しい環境にしっかり馴染むことができるか。ここまでは、オフの補強の目玉だったエリック・ホズマー内野手らとコミュニケーションを取る様子が米メディアなどでも取り上げられている。そして、肝心の投球についても心配はいらなそうだ。記事の中で、ベテラン捕手のA・J・エリスは「彼の投げ方は独特だ。この投球法において、彼は日本で支配的だった。僕たちはこのスタイルを適応させたいと考えている」と“全面バックアップ”を約束している。 

 サブマリン右腕が、120キロ台の直球やスローカーブを駆使して、メジャーの猛者を困惑させる。痛快な光景がサンディエゴで見られそうだ。 

(Full-Count編集部)

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