復帰を目指す岩隈久志、来週にもブルペン入り 監督も喜び「とても良い」

マリナーズ・岩隈久志【写真:田口有史】
マリナーズ・岩隈久志【写真:田口有史】

昨年9月に右肩を手術、オフにマイナー契約で残留したベテラン右腕

 ヤンキース・田中将大、カブス・ダルビッシュ、エンゼルス・大谷翔平ら日本人投手が開幕に向け調整を続ける中、一人のベテラン右腕が今季中のメジャー復帰を目指しキャンプを消化している。昨年9月に右肩手術を行った岩隈久志だ。

 オフにマイナー契約を結び、今キャンプは招待選手として参加している右腕について、ESPNは「サービスは、ヒサシ・イワクマがマリナーズで今シーズン役割を果たしてくれることを期待している」との見出しで特集している。

 記事では岩隈が昨年5月から試合に登板することなく、9月には手術を受けてマイナー契約で残留し、復帰への道を歩んでいることを紹介。今キャンプでは遠投を行うなど、順調にリハビリが進んでいることを伝えている。

 サービス監督もベテラン右腕の近況について記事の中で「クマに関する全てのレポートはとても、とても良いものになっているよ。彼の復帰を急かすつもりはないよ。去年は時間に迫られていたんだ。今は状況は異なるんだよ。復帰に関して(昨年より)少し辛抱強くなれているよ」とコメントしている。

 さらに、順調に回復を見せる岩隈のブルペン入りが近づいていることにも言及。慎重に時間をかけてリハビリプログラムを進めている右腕が早ければ来週のキャンプ終盤までにブルペン入りする可能性があると伝えている。サービス監督も「今シーズンのある時点で、彼は我々の為に役割を果たしてくれると思うよ」と岩隈の完全復活を心待ちにしている様子だ。

 5、6月には再びメジャーの舞台に立つことができると予想されている岩隈。マリナーズにとって、ベテラン右腕は欠かすことの出来ない存在だけに、復帰へ向けて着実に階段を登っていることは明るいニュースと言えそうだ。

(Full-Count編集部)

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