中日守護神・田島に募る不安 3試合連続失点でOP戦防御率は16.88

谷元、祖父江、ドラ1鈴木らは無失点を継続

 昨季63試合に投げ、34セーブを挙げた田島だが、オープン戦はピリッとしない投球が続く。侍ジャパンの一員として参加した「ENEOS 侍ジャパンシリーズ 日本vsオーストラリア」では3日の試合に登板し、1回を無失点に封じたが、オープン戦初登板となった9日の阪神戦では9回に4連打と押し出し四球で2点を失っている。 

 2度目の登板となった14日の西武戦は同点の9回に登板。1死二塁で森に勝ち越しの2ランを浴びて負け投手となった。そして、この日は1イニングに同点弾、サヨナラ弾と2本の本塁打を浴びて4失点(エラーが絡んでいるため自責点は1)。オープン戦3試合で8被安打3被弾、防御率は16.88となっている。 

 リリーフ陣は谷元圭介投手、祖父江大輔投手、そしてドラフト1位ルーキーの鈴木博志投手がオープン戦無失点を継続中。育成の木下雄介投手も好投を続けている。又吉克樹投手も先発から中継ぎに配置転換され、この日は2イニングを無失点に抑えた。 

 今季もクローザーとして計算されている田島の不振。このまま状態が上がってこなければ、勝利の方程式の再構築を余儀なくされることもありそうだ。 

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY