イチロー23日欠場、マイナー戦で数日調整　指揮官「打席でのタイミング」

右ふくらはぎ張りで22日に1週間ぶり実戦復帰も2三振

　マリナーズのイチロー外野手が22日（日本時間23日）、レンジャーズとのオープン戦を欠場する。マリナーズのサービス監督が明かしたという。背番号51は23日（同24日）から2試合ほどマイナーの試合に出場し、打席でのタイミングを取り戻せるように努める。地元紙「シアトル・タイムズ」電子版が伝えている。

　14日（日本時間15日）ジャイアンツ戦で右ふくらはぎの張りで途中交代したイチローは、21日（同22日）のブルワーズ戦で1週間ぶりのオープン戦復帰を果たしていたが、2打席連続で空振り三振に倒れた後、5回守備からベンチに退いていた。

　サービス監督によれば、44歳ベテラン外野手は「まだ足が100％じゃないと思う。打撃のタイミングをつかむ打席数を重ねることと守備のバランスを見つけようとしている」とのこと。「質の高い打席を重ねるためにも」マイナー戦に出場するという。指揮官は「何よりも打席でのタイミング。イチローが外野を守れるのは誰でも知っている」と話したそうだ。

　イチローは古巣マリナーズと3月5日（同6日）に契約を結び、11日（同12日）レッズ戦からオープン戦に出場しているが、他の選手より調整が遅れていることは否めない。マイナー戦で納得のいくまで打席に立ち、メジャー通算3000安打を達成した打者としての感覚を取り戻す。

（Full-Count編集部）