かつては江夏、今は岩瀬 偉大なセーブ記録に迫る投手は現れるのか

今季、記録達成の可能性がある投手は?

 セーブは100セーブから50セーブ刻みに連盟表彰される。今季、記録達成の可能性がある投手を挙げていこう。()は昨年実績。

〇250セーブ 3人
サファテ(ソ)229セーブ 残21セーブ(54セーブ)
藤川球児(神)223セーブ 残27セーブ(0セーブ)

〇200セーブ 6人
永川勝浩(広)165セーブ 残35セーブ(1軍登板なし)

〇150セーブ 13人
山口俊(巨)111セーブ 残39セーブ(0セーブ)
増井浩俊(オ)110セーブ 残40セーブ(27セーブ 日本ハム)

〇100セーブ 28人
山崎康晃(De)96セーブ 残4セーブ(26セーブ)
松井裕樹(楽)96セーブ 残4セーブ(33セーブ)
西野勇士(ロ)86セーブ 残14セーブ(0セーブ)
西村健太朗(巨)81セーブ 残19セーブ(0セーブ)
中崎翔太(広)74セーブ 残26セーブ(10セーブ)
澤村拓一(巨)73セーブ 残27セーブ(1軍登板なし)
五十嵐亮太(ソ)70セーブ 残30セーブ(0セーブ)
岸田護(オ)63セーブ 残37セーブ(0セーブ)
田島慎二(中)60セーブ 残40セーブ(34セーブ)
増田達至(西)59セーブ 残41セーブ(28セーブ)
益田直也(ロ)58セーブ 残42セーブ(9セーブ)
高橋朋己(西)52セーブ 残48セーブ(0セーブ)

 中にはダブルストッパーを置くチームもあるが、多くの球団ではセーブを記録することができるクローザーは1人である。セーブ記録まであと少しでも、クローザーに起用されなければセーブ数は増えない。

 史上最多の404セーブの岩瀬仁紀は今は中継ぎであり、昨年は2セーブしか挙げていない。また、250セーブまで残り27の藤川も、今は中継ぎ。ホールドを稼ぐ機会はあっても、セーブ数が増える見込みはあまりない。

 一方で、クローザーに固定されシーズン通して活躍すれば、20セーブは堅いところだ。

 各球団のクローザーのセーブ数はどんどん増えていく。今オフのセーブ数ランキングも大きく変動するはずだ。岩瀬の記録に迫る投手は現れるだろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY