ホークス千賀、初めての張りに不安隠せず「この1週間でどうにかなれば」
倉野コーチは軽症強調「公式戦なら降板してない」
23日、広島とのオープン戦に先発し、3回48球で緊急降板したソフトバンクの千賀滉大投手。試合後は治療を続け、23時過ぎにようやく球場を後にした。
右上腕の張りで3回48球の緊急降板。開幕投手に決まっている千賀は「右腕の張りは初めて」と不安げな表情を浮かべたまま、報道陣の問いかけに応じた。
張りは「少し前からあった」といい、2回を投げた時点で首脳陣とも話をしたが、「もう少し投げて見てから考えます」と3回のマウンドに上がったという。その上で千賀本人も「無理する必要はないかなと思って」と、3回での降板となった。
開幕投手という大役については「重要だと思っています」とした上で、「この1週間でどうにかなればなと思っています。今日のピッチングは腕のことを除けば感じ自体は悪くなかった。1週間、いい過ごし方をするだけです」と語った。
また、倉野信次投手統括コーチは「前から少し張りがあっての登板だったが、張りが強くなったので大事を取りました。これが公式戦なら降板はしていない。この1週間をかけて、しっかり調整させます。万が一ということは現状では考えていません」と、開幕投手の変更がないことを示唆した。この1週間、千賀本人の状態を見守っていくしかないようだ。