選抜、日本航空石川が21世紀枠・膳所を下す 11安打10得点と強打で圧倒
膳所はデータ野球を駆使し、極端なポジショニングを見せたが…
第90回記念選抜高校野球は24日、大会2日目を迎えた。第3試合は日本航空石川(石川)が10-0で21世紀枠の膳所(滋賀)を下した。
先制点は日本航空石川。4回1死一塁から4番・上田が左翼越えにタイムリー二塁打を放つと、続く長谷川が左前適時打を放ち2点を先制。さらに6回無死一塁から再び4番・上田が右翼線へ適時二塁打を放つと、1死三塁から膳所の先発・手塚の暴投で4-0とリードを広げた。
強打の日本航空石川は7回。2死二塁から3番・原田がこの日4本目の安打となる中前タイムリーを放ち1点を追加した。8回には無死二塁から6番・小坂が右中間へタイムリー二塁打、続く山岡、代打・井岡の3連続タイムリー。さらに1死三塁から1番・井川の右犠飛、相手エラーなどでこの回5点を加え10-0とした。
59年ぶりに出場した膳所は大応援団をバックに、序盤は互角の戦いを見せていたが、中盤以降にエース・手塚が日本航空石川打線につかまった。それでも、データ野球を駆使した極端なポジショニングで、何度も球場を沸かせていた。
(Full-Count編集部)