大谷、キャンプ最終登板は2失点 監督は開幕へ「どうなるか見てみよう」
85球で6回途中まで5Kも6四死球「彼は必要なイニングを投げた」
エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、キャンプ最後の実戦登板となる紅白戦のマウンドに上がった。打者21人に85球を投げて、2安打2失点、5四球1死球5奪三振。特別ルールで行われたため、投球数でイニングが区切られ、1、2回は3アウトを取れずに途中で打ち切れられたが、6回途中まで投げた。
立ち上がりは制球に苦しんだものの、4回以降は力を込めた投球で、マイナーの打者を寄せつけず。試合後、マイク・ソーシア監督は「彼は必要なイニングを投げた。この午後は6回。80球前半。翔平にとっては重要だ。我々は後で評価したい」として「スピードに関しては問題ない」と振り返った。
また、「彼が取り組んでいる部分もある。彼は特に仕上げようとしているのはワインドアップの時のキックを大きくしようとしていること」と説明。開幕メジャーはほぼ間違いない状況だが、準備ができているかとの問いに対しては「この後、彼がどうなるか見てみよう。今日は素晴らしいピッチングだった」と話すにとどめた。
エンゼルスの開幕戦は29日(同30日)の敵地アスレチックス戦。大谷は第1戦に打者として出場し、31日(同4月1日)の第3戦でメジャー先発する見込みだと米メディアで伝えられている。