「投手・大谷」視察の米スカウトに聞く現状 開幕メジャーに「NO」と「YES」

同スカウトは2年前のピオリアキャンプも視察「メジャーで活躍する準備はできていると思った」

 キャンプと本番は違う。だが、大谷が不安定な仕上がりとなっていることは、百戦錬磨のダルビッシュのようなメジャー経験がまだないことも理由の一つだと同スカウトは指摘した。

 大谷の開幕25人のアクティブ・ロースター入りはほぼ間違いないが、マイク・ソーシア監督はまだ明言していない。この日は尻上がりに調子を上げたものの、相手はマイナーリーガー、しかも紅白戦だった。

「彼は開幕ロースターに入ると思うか?彼は私のチームでもなければ、私の判断ではないので難しいが、彼にはロースター入りする能力はあるとだけ言っておく。ロースターに入れるのか、サービスタイムを考えてマイナースタートにするのか、それはエンゼルスの判断だ。しかし、2年前に彼を見た時にはメジャーで活躍する準備はできていると思った。この試合では、私は分からない。最初のイニングではノーだ。最後のイニングはイエスだ」

 2年前のピオリアキャンプで大谷を初めて視察したという同スカウトはサングラスの奥で鋭い視線を光らせた。当時はメジャーでの活躍を確信できたが、2年の時を経たエンゼルス大谷に対しては“疑問符”をつけている。

マイナーで迎えるべきと主張する声も…「修正さえできれば、彼は大丈夫」

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