良かった? 悪かった? 中日・松坂のOP戦最終登板を森監督はどう見たか
公式戦初登板は4月4日の巨人戦が有力も「色々な考えはあります」
この点は森監督も言及。「クイック、スチールに関してはリハビリで、投げることに関して集中している時に、牽制だ、クイックだというのは出来るだけ言わないようにしていた。これからは当然ゲームに入っていく上で、ああいう風にスチールを簡単にされてしまうと、バッテリーもチームも困る」とし、ここまではまずしっかりと投げることに集中させるために、あえてクイックモーションなどについての指摘はしてこなかったと明かした。
5回の降板後にはベンチで松坂と言葉を交わし、このクイックについても話をしたという。
「気が付いたようにクイックしてアウトにしましたけど『出来るなら初めからやったほうがいいんじゃないか』と言いました。これから練習の中では取り入れていかなくちゃいけない。シーズンに入っていくのであれば、ね。今の時点での5回100球というものはクリア出来ているので、これからはあとは回復力、これからの投げ込みによって変わってくるとは思いますけども、シーズンに向けて1歩上の段階に来たとは思います」
指揮官の中でもステップが上がり、ペナントレースに向けた段階に入ったとの認識を示した。
公式戦初登板は4月4日の巨人戦(ナゴヤD)が有力とされている。これについて森監督は「色々な考えはありますよ。でも、それはこれからトレーナー、本人と話し、コーチと話します。いくつかの案は考えていますけど、それがどこに当てはまるかは今の時点ではなかなか言えないですし、当てはまる日が分かった時点で言うようにしますけど」とし、明言は避けた。26日以降の松坂の状態も確認した上で最終決定される。
プレシーズンから大きな注目を集めてきた松坂。間違いなく言えるのは、まずは、右肩に異常なく無事に開幕を迎えられる準備は整ったようだ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)