花巻東が2009年以来の春勝利 序盤のリードを守り5-3と競り勝つ
左腕・田中が緩急自在の投球で9回3失点完投
第90回記念選抜高校野球は26日、大会4日目を迎え、第3試合は花巻東(岩手)が5-3で東邦(愛知)を下し、選抜では2009年以来となる勝利を飾った。
花巻東は初回。1死一、三塁から4番・紺野の遊ゴロを東邦の遊撃・熊田がファンブルし先制する。さらに4回1死二、三塁から8番・田中が右前2点タイムリーを放ち3-0とリードを広げる。
追いつきたい東邦は6回。1死一、三塁のチャンスを作ると4番・石川の三ゴロの間に1点を返す。それでも7回。花巻東は1死一、三塁から3番・阿部の中前適時打で4-1と再びリードを広げる。8回にも1死三塁から8番・田中が左前タイムリーを放ちダメ押しの1点を加えた。
東邦は9回。1死一、二塁から7番・北川が中堅右へのタイムリー二塁打を放ち、続く稲留の三ゴロで2点を返したが反撃はここまで。
今大会出場チーム中2位となる秋のチーム打率.398、トップの23本塁打を誇る強打の東邦だったが花巻東の左腕・田中の緩急を使った投球の前に5安打3得点に封じられた。
(Full-Count編集部)