国境越え愛された川崎宗則 MLB公式が惜別特集「寂しいよ」「忘れない」

国境を越えて愛された川崎宗則【写真:Getty Images】
国境を越えて愛された川崎宗則【写真:Getty Images】

MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が数々の動画を紹介

 ソフトバンクから自由契約となり、退団することが決まった川崎宗則内野手。2012年に海外FA権を行使し、敬愛するイチロー外野手の後を追うようにマリナーズに移籍した川崎は底抜けに明るいキャラクターとハッスルプレーで米国のファンとメディアで絶大な人気を博した。MLB公式サイトでも「メジャーリーグ史上最も愉快でエネルギーに溢れた選手」と改めて賞賛。数々のムネ伝説を振り返る異例の特集を組んでいる。

 ソフトバンクからの退団が決まった川崎。「ファンに愛されたムネノリ・カワサキは引退すると報じられている。そこで、彼の記憶すべきMLBキャリアを振り返ろう」と特集したのはMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」だ。

 実際には引退ではなく退団で、わずかながらではあるが、現役続行の可能性を残している川崎なのだが、その特集では「彼はスパイクを置こうとしている。我々寂しい都会人がさよならを告げ、涙を拭う中、彼は馬の背に乗り、新たな冒険に乗り出そうとしている」と完全に惜別モードになっている。

 そして、メジャー時代に観衆を大いに沸かせ、「ムニ」の愛称で親しまれた男を「彼は単なるユーティリティーの内野手ではなかった。おそらくメジャーリーグ史上で最も愉快で、最もエネルギーに溢れた選手だ」と賞賛している。

 その特集内で、まず紹介されているのは、川崎が時折披露したキレキレのダンス。「カワサキ以上に優雅なスキルを披露した人間はだれもいない。ただ、このダンスの動きを見よ!」と絶賛し、ブルージェイズ時代、マリナーズ時代、そして、カブス時代の順に、バラエティ豊かな踊りを動画で振り返っている。

 さらには「もちろん、彼はダグアウトや試合前のワークアウトに彼の動きを制限しているわけではない。ダイブ後のグラブフリップという圧巻の守備を見よ」として、カブス時代のスプリングトレーニングで見せた華麗な守備も動画で紹介。中前に抜けようという鋭い当たりを華麗な横っ飛びでキャッチし、回転しながら二塁手にトスを決める大技でゲッツーを決めている。

伝説のインタビュー「アイ・アム・ジャパニーーーーーズ!」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY