イチロー、頭部死球後の初実戦で不安払拭　内野安打＆軽快走塁、開幕へ前進

マイナー戦で5打数1安打、軽快走塁で右ふくらはぎの不安も払拭

　頭部死球後に実戦を離れていたマリナーズのイチロー外野手が26日（日本時間27日）、レンジャーズ傘下のマイナーとの練習試合でスタメン出場し、コンディションの不安を払拭した。この日は毎イニング、2番で打席に立つ変則ルールで第1打席に遊撃内野安打をマーク。守備では左翼に入った。　

　イチローは23日（同24日）のレンジャーズ傘下マイナーとの練習試合で頭部に死球を受けて退場。脳震とうテストでも問題なかったが、その後の実戦を回避していた。その後、25日（同26日）のパドレスとのオープン戦に出場すると見られていたが、張りを訴えていた右ふくらはぎの影響で出場を回避。開幕に向けて、この日のマイナーとの試合をポイントの一つに挙げていた。　

　迎えたこの日は第1打席で遊撃内野安打を記録。その後、味方のタイムリーで生還した。その後は空振り三振、左飛、遊ゴロ、右飛で交代し、5打数1安打だった。　

　安打は1本だけだったが、ヒットの場面では軽快な走塁も見せており、右ふくらはぎへの不安を払拭。死球の影響も感じさせず、シーズン開幕に向けて大きな一歩を踏みしめた。