大谷は6月中旬にも投手専念? 米紙が今季を大胆予想「打撃を休業させる」
大谷は打撃不振もエ軍打線は好調と予想
2018シーズンの開幕が29日(日本時間30日)に迫る中、現地では様々なメディアが様々な形で今季の予想を立てている。辛口で知られるNYの地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版も「MLB大胆予想」と題した特集を掲載。ツインズのリーグ優勝を予言する一報で、エンゼルス大谷翔平投手について「5月中旬には3Aに降格するだろう」と、より具体的な予測を立てている。
この時期になると、各メディアを賑わすのが今季予想だ。チームの順位予想、個人の成績予想など多々あるが、記事ではより具体的な「起こりうるであろう事象」10個を予測。その筆頭では「ツインズがヤンキース、レッドソックス、インディアンス、アストロズを破り、ア・リーグ優勝を遂げ、ワールドシリーズに小規模都市代表として出場する」という文字通りの大胆予想。それと並び、5番目には日米両国の注目を集める「大谷翔平」の文字が並んだ。
大胆予想の5番目を見てみよう。
「新人のショウヘイ・オオタニは投打両面でかなり苦戦するため、エンゼルスは5月中旬に3Aソルトレイクに降格させるだろう。彼は6月中旬にはメジャー復帰し、投球はよくなっているだろう。しかし、大谷が指名打者として結果を残せなくても、打撃がエンゼルスの大きな強みとなっているため、チームは来季再び挑戦させると約束して、打撃を休業させるだろう」
今季エンゼルスは強力だ。昨季途中から加入したアプトンに加え、オフにはキンズラーとコザートを獲得。彼らがプホルス、トラウト、シモンズに加わり、リーグ屈指の打線となった。そのため、記事ではDHを任される大谷が不振でも、それを補うだけの強力打線になるであろうとしながら、その影でひっそりと大谷の“二刀流”計画が一時休止になると予測している。大谷については、打者以上に投手として高く評価される傾向にあるが、今回の特集でもその一端がうかがわれた。
その他、ヤンキースがシーズン途中にマリナーズ左腕のパクストンと獲得、メッツがロイヤルズから救援ヘレラを獲得し新監督ミッキー・キャラウェーの下でプレーオフ争いをする、マーリンズはシーズン98敗でなんとか100敗を逃れる、など、大胆ながらあり得そうな予想がズラリ。果たして大谷は本当に5月半ばに3A降格となり、6月中旬に再昇格しながら投手に専念することになるのだろうか。2018シーズンは、いよいよ29日(同30日)に開幕する。
(Full-Count編集部)