オリ福良監督「ワクワクして楽しみ」 22年ぶりVへ「1番上しか目指してない」
「若い選手出てきた」宗、山足は開幕スタメン濃厚、田嶋が2戦目先発予定
オリックスの福良淳一監督が、ついに始まる2018年シーズンへの大きな期待感を示した。ペナントレース開幕となる30日は敵地ヤフオクドームで王者ソフトバンクと対戦する。開幕を翌日に控えた29日は敵地で全体練習を行い「楽しみです。相手はチャンピオンチーム。ウチの若い選手たちがどこまでいけるか。(去年よりも)今年のほうがワクワクしていて楽しみですね」と語った。
開幕投手は西勇輝投手に託した。金子千尋という大黒柱もいる中で、初の大役に指名し「今年は西にチームを引っ張っていってもらおうと」と意図を語った指揮官。「キャンプ、オープン戦と状態がいい。それをそのまま出してくれたらいい」と右腕の好投を期待した。
今年のオリックスの注目は、やはり若い力。開幕1軍にルーキーの田嶋大樹投手、山足達也内野手、宗佑磨内野手といった新戦力が入った。宗、山足は開幕戦でのスタメン出場が濃厚で、ドラ1左腕は開幕2戦目での先発が見込まれている。指揮官も「田嶋は期待通りのピッチングを見せてくれたし、野手も宗、山足と若い選手が出てきた。若い選手が多いですし、そういうところを全面に出していきたいと思いますね」とした。
「手応えというか、しっかりとした準備が出来た。(千賀からは)チャンスはあまりないと思うので、ワンチャンスをモノに出来たらいい。1番上しか目指していない。明日から目一杯戦っていきたいと思います」と語った福良監督。2012年から開幕戦は6連敗中。12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっているオリックスは、1996年以来のリーグ優勝に向けて幸先の良いスタートを切れるか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)