ハム4年目太田、初の開幕1軍に「通過点。ここからが勝負」
内野手の競争を勝ち抜いた太田
日本ハムの太田賢吾内野手がプロ4年目で初の開幕1軍入りを果たした。
川越工高からドラフト8位で入団した186センチの大型内野手の表情には、安堵も喜びもなかった。「一つの目標でもあり、通過点。ここからが勝負なので」と表情を引き締めた。
チームが低迷していた昨季後半に頭角を現した。7月18日に1軍昇格すると、40試合に出場。9日7日楽天戦では楽天の安楽からプロ1号も放った。今季はキャンプから1軍スタートし、オープン戦は10試合出場して16打数5安打、打率.313と結果を残して、若い内野手の競争を勝ち抜いた。
二塁、三塁、遊撃をこなせる堅実な守備と走力が武器だ。「(試合の)途中からいくと思うので、守備や走塁でしっかり必要とされるプレーをしたい」と意気込む。
昨季、守備固めで起用された当初は大きな重圧を感じた。「練習でできないことは試合でできないと思う。去年の経験を意識して、練習でもプレッシャーを感じながらやっている」と準備を積み重ねてきた。「1年通してチームに貢献できるようにがんばりたい」と活躍を誓った。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)