オリックス、ドラ1・田嶋が新人一番乗りのプロ初勝利 5回1安打1失点
ドラフト1位・田嶋はプロ初登板初先発初勝利
オリックスが開幕2戦目で今季初勝利をあげた。31日に敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦。プロ入り初先発の田嶋大樹投手が5回1安打1失点の好投を見せると、打線はステフェン・ロメロ外野手の2ラン、クリス・マレーロ外野手のグランドスラムなどで8点を奪って8-4で快勝。田嶋はプロ初登板初先発で初勝利をあげ、今季の新人1番乗りで白星をつかんだ。
即戦力ドラ1左腕が苦しみながらも、ソフトバンク打線を封じ込んだ。初回1死から川島に粘られた末に11球目を左翼ポールに直撃する本塁打にされ、先制点を奪われた。だが、左腕がこの日許した安打はこれだけだった。2回には松田に四球を与えるなど制球に苦しみ、初回で31球、2回で34球を要した。5回に上林を左飛に取って1死としたところで球数は100球に到達した。
5回を投げ終えて108球となって降板。5回を投げて1安打1失点、4つの三振を奪った。同点で迎えた6回にロメロの2ラン、T-岡田の中前適時打が飛び出して3点を勝ち越し。田嶋は勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。2番手の小林慶祐が1点を奪われたものの、リリーフ陣がリードを守ると、7回2死満塁でマレーロが左中間席に満塁本塁打を放って6点差とした。
ソフトバンクは先発の武田翔太が6回途中4失点で降板。4番手のモイネロもマレーロの満塁弾で4点を失って完敗した。打線もルーキーの左腕・田嶋の前にわずか1安打しか放てず。最終回に松田の1号2ランで反撃したが、ここまで。この日は球団創設80周年を記念したイベント「レジェンドデー」の第1回だったが、白星で飾ることが出来なかった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)