智弁和歌山が壮絶な乱打戦制しベスト4進出 延長10回逆転サヨナラ
創成館は16安打、智弁和歌山は先発全員安打の14安打
第90回記念選抜高校野球は1日、大会10日目を迎え第2試合は智弁和歌山(和歌山)が11-10で創成館(長崎)を下しベスト4進出を決めた。1点を追う延長10回に6番・黒川が2点タイムリーを放ち逆転サヨナラ勝利。
創成館は初回。1死一、二塁から4番・深見の右前適時打で先制すると、1死満塁から6番・鳥飼の右前適時打、続く平松が押し出し死球で3点を先制。智弁和歌山は2回に6番・黒川が左翼席へソロを放ち1点を返す。
3回には1死二塁から7番・平松のタイムリー二塁打で1点を追加。だが、その裏、智弁和歌山は1死走者なしから3番・林が左中間へ一発を放つと、5点を追う5回には2四球に3安打を重ね一挙4点を奪い1点差に詰め寄る。
それでも創成館は7回2死一、二塁から5番・野口の2点タイムリーで再び9-6と点差を広げる。だが、その裏、智弁和歌山も2死二塁から8番・東妻の左前適時打で1点を返した。
智弁和歌山は2点を追う9回。先頭の4番・文元が左前打、6番・黒川、8番・東妻の四球などで2死満塁のチャンスを作り9番・平田が左前へ2点タイムリーを放ち同点に追いついた。
9-9のまま延長戦に投入した10回。創成館は1死三塁から6番・鳥飼の左犠飛で勝ち越しに成功。智弁和歌山もその裏、2死一、二塁と逆転サヨナラのチャンスを作り6番・黒川が左越えにサヨナラ2点タイムリーを放ち試合を決めた。
(Full-Count編集部)