イチロー超美技に指揮官は驚愕「『僕にとってはルーティン』と言われた…」
3回にラミレスの本塁打を強奪キャッチ「彼はその才能で他人の目を覚ませられる」
マリナーズのイチロー外野手が3月31日(日本時間4月1日)、本拠地でのインディアンス戦に「9番・左翼」で先発し、“イチロー劇場”を披露した。守備では3回にホームラン強奪キャッチ。打席では2安打を放つ活躍ぶりで、マリナーズのスコット・サービス監督は「彼はその才能で、他人の目を覚ますことができる」と感心しきりだった。
開幕から2戦連続スタメン出場した背番号51は、3回守備で44歳とは思えぬスーパーキャッチを見せた。 レフトフェンスを越えようとしていた先頭ラミレスの大飛球をフェンス際でジャンプ一発。完璧なタイミングでホームランを“強奪”した。これには指揮官も「完璧な嗅覚」と絶賛。さらに「彼には『監督、僕にとってはルーティンですよ』と言われたよ。44歳で現役でいることすら、私にはルーティンではない。彼はその才能で、他人の目を覚ますことができる」と称賛の言葉が尽きることはなかった。
3回には相手先発カラスコから二塁内野安打、7回には中継ぎ左腕ミラーから左前打を放ち、4打数2安打でメジャー通算3082安打。これでキャップ・アンソンを抜いて歴代単独21位にも浮上した。
3月に6年ぶりに古巣マリナーズに復帰したが、オープン戦で右ふくらはぎの張りを訴え、頭部に死球を受けるアクシデントにも見舞われた。「彼はスペシャルな選手だ。キャンプもそこそこだったのに、しっかり調整できる」とサービス監督も驚きの調整で仕上げてきたイチロー。今季も様々なスーパープレーでファンの目を楽しませてくれそうだ。
(Full-Count編集部)