大谷が見せた被弾後の修正能力 女房役は脱帽「感銘的」「アメージング」
「自分は彼にいいスプリットがあるって知っていたんだ」
「スプリットはアリゾナにいる時よりも随分と向上していたよ。40日間のキャンプでは、多くの人が彼のスプリットやカーブに疑いの目を向けていた。でも、自分は彼にいいスプリットがあるって知っていたんだ」
極度に乾燥した砂漠地帯でのアリゾナでは、熟練のメジャー投手ですら苦労を強いられる。その事実を知っていたマルドナードは、一旦開幕を迎えれば、特に敵地オークランド付近は湿度が高く、伝家の宝刀が落ちることを想定済みだったという。
「彼は今、適応する過程にあるんだ。スプリングトレーニングでは制球で苦しんでいた。ここに来れば、アリゾナの空気と違うのから、もっといいボールを投げられると思っていた」
オープン戦の防御率は27.00と膨れ上がったが、女房役の信頼は揺らぐことはなかったという。
「彼はエンジョイしていた。楽しんでいたと思う。デビュー戦で何安打されたんだっけ? 3安打? それは本当に感心すべきことだよ」
開幕戦に野手で出場し、その10日以内に投手として先発する“二刀流”は、1919年のベーブ・ルース以来99年ぶりの出来事。球場には日米合わせて200人以上の報道陣が集結する注目の一戦となった。スポットライトを浴び流れ、メジャーデビュー戦でチームに勝利をもたらした二刀流スターに、マルドナードは脱帽していた。
(Full-Count編集部)